捨コンが200mmとは、あまり見たことがない工法ですね。
捨てコン自体は通常、住宅基礎の場合、定圧砕石200mmの上に水平と墨付けをするため50mmが普通と考えるのですが、地盤改良のための200mmのコンクリートなのか判別はできません。図面上は、捨てコンは50mmになっているのですが。上記どうり、住宅基礎の場合、砕石上の捨てコンは砕石と一体化として考えるため、捨てコン=砕石となります。または、砕石=地盤として捨てコンまでは地盤となります。
4層までの建物では、固い地盤の場合ラップルコンクリートとして無鉄筋のコンクリートを支持地盤に、打つことがありますが、この場合もラップルコンク-トと、基礎部分(鉄筋部)は、一体化はしません。地盤改良です。(ラップル=砕石・くい打ち等は一体化)ラップル=地盤という考えになります。
施工者側の考えでは、砕石とベース基礎の間(または砕石下)に水脈などによる隙間ができるなど詳細的な問題は色々とありますが、現住宅で、地質調査が問題なければ、住宅規模の自重では砕石による工法で十分と考えられています。(実際:問題があった住宅は、突然の自然災害以外、私の知っている範囲ではありません)
地盤と建物の自重のバランスで考えるため住宅建築では、合理性や構造性を考えると、基礎部分は砕石+捨てコンの工法になります。
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