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基礎補強工事
既成コンクリート杭 |
建築の基礎補強工事としても最も使用頻度が高い。住宅建築も同様に頻度が高い。種類として主にRC杭・PC杭・PHC杭・など後者になるにつれて、より高いコンクリート強度と高プレストレスです。(プレストレス:コンクリートのひび割れを防ぐため、コンクリート内の鋼材に引張力をいれてコンクリートを固めます。これにより内部の鋼材は縮もうとする力が働き、コンクリートの引張力に対抗するため、ひび割れ防止になります。これをプレストレスといいます)支持地盤が同じであれば、高コンクリート高プレストレスの杭のほうが、杭径は細くすることができます。おもに軟弱層厚・支持層深度に、違いのある均一性のない地盤に活用されます支持杭は、建物の不同沈下を減らします。鋼管杭の併用(2重構造など重量建築物に使用)なども、近年開発されています。
鋼管杭 |
最近の住宅建築にも使用されてます。既成コンクリート杭より、杭径が細く・杭長も長くすることが可能です。既成コンクリート杭と同様、均一性のない地盤に活用されています。
摩擦杭 |
先端部が支持層まで届かない場合、主に周辺摩擦によって杭の摩擦力で建物荷重を支持する杭工事です。建物重量が割と小さい時に活用されます。先端支持杭の杭長がまだ短い時代は活用されていました。近年は先端支持杭が時流です。
しかし、神戸の震災以降、長尺杭による建物の被害もあり、摩擦杭が見直されています。杭のばらつきがなく均一化が計れます。深い支持層の場合、支持杭よりコストの低減をすることができます。
摩擦杭の活用 |
最新ではベタ基礎と摩擦杭の支持力を考慮した基礎形式で、建物荷重は直接基礎で負担し沈下量や不同沈下量を、上部構造の許容の値範囲に制御するため摩擦杭を併用する考え方で、新しく日本建築学会「建築基礎構造設計指針」にパインド(杭)ラフト(基礎)工法として追加されています。
杭打ち込み工法:打ち込み工法(既製杭打設の杭工法
埋め込み工法(杭径を掘削後に杭を埋め込む工法
場所打ちコンクリート工法(掘削後、孔内鉄筋を挿入してコンクリートを打設する工法)
*主に下部になる工法につれて、建物重量があり支持層が深い場合に使用します。
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