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Question and Answers建築一般71-86

 71 木造在来工法で考えています。現場上で注意する事は
手抜き工事とローコスト住宅とは関係ありません。
ローコストをできる理由があるはずです。手抜きの判断を第三者(建築士等)してもらう。工務店15%前後ハウスメーカーは30%から50%の販売経費が一般的にかかります。ハウスメーカーは営業所経費、展示場の経費・広告宣伝費など工務店に比べるとあります。

システムの相違があり、建材費等は工務店よりメーカーのほうが同質建材でも安価の仕入れ・サービスに確立しています。同等の住宅を建てるのであれば工務店が安価にはなります。ローコストで考えると、築後のメンテナンス等本人で行う位の覚悟も必要でメリットデメリットの選別が必要です



 72 現在の住宅の耐震性を強化するには?
自宅は築16年になります。知り合いの工務店でお願いいたしました。
今どきの住宅の方が耐震性が高いとお聞きします。どのような違いがあるのでしょうか?
(メール内容簡略)「構造:木造在来工法」



阪神大震災をさかいに、行政は建築基準法や建物の構造指針に変化がありました。平成12年(2000年)の基準法改正では、木造住宅において・地耐力の応じて基礎の特定(特集6:詳細)・地盤調査の義務化・・筋交いの端部と耐力壁の脇の柱頭・柱脚の仕様の明確化・壁倍率の高い壁の端部や出隅などの柱脚ではホールダウン金物が必須・壁配置の簡易計算、編心率の計算
・仕様規定に沿って計算する場合、壁配置の簡易計算が必要

改正以前の在来工法の弱点の土台と柱・筋交いの締結・建物全体のバランス・壁の耐力向上です。この改正法を基に、国土交通省は2005年住宅や建物の耐震化促進を目的とした「住宅・建築物の地震防災推進会議」を設置。10年で700万戸の耐震化を目指す。としてます。最近は、住宅も様々な耐震構造・免震構造・制震構造による工法や金物等が開発されています。

阪神大震災の被害例では、1981年以降の新耐震基準法での建築物は無害か軽微な被害であるとの報告があります。
16年前に建てられた住宅ですので、上記の新耐震基準法での住宅と考えます。詳細は、ご自宅を拝見しなければ、的確な耐震性の判断はできません。改正法によって建築物は、耐震構造の向上になりますが、設計上は建物の重心や、耐力壁のバランス配置は変わることはないのですから、近年、流行のデザイン重要視の設計には危険を感じさせます




 73 2階の足音が下階に響きます?雨音も響きます
現在二世帯住宅に住んでいるのですが、2階の足音が階下にとても響いて困っています。又、雨の降ったときは、雨音がぱちぱちと響いて気になります。これらを、解消するするにはどのような工事が必要ですか。費用はどれくらいかかるのでしょうか?


住宅に限らず、マンションにも多く相談があることですが、床や壁の音に対する問題は、遮音対策で解決します。
音だけのことを考えますと、遮音処理と吸音処理の2通りしかありません。音の質による遮音処理と吸音処理のバランスが必要です。足音ですので、2階の床から下階に伝わる衝撃音になります。2階からの振動を遮断して、階下に伝えないようにすることになります。

工法的に2x4工法では、1階天井が2階床梁(2x4では根太材)に直接張りの場合があります。
この場合は、2階床にフロアー下に遮音シート張りによる遮音処理ですが、音の振動は大きく下階に伝わります。天井のふところがあり(1階天井と2階床の空間)吊り天井にして断熱材を入れるが、遮音の第一原則と考えます。(1階天井は断熱材がない場合もあります:略)RC造(鉄筋コンクリート造)の床では、大きな衝撃音の場合、木造より振動も大きくなるため、浮き床構造にして音を直接、床コンクリートに伝わらないようにする構造が用いられています。

木造住宅吸音対策として、2階の床仕上げ材のカーペットや畳を使用し、1階天井のふところにグラスウールなどの断熱材を充填して吸音を高めます。又、1階天井の下地の吊る木金物を、衝撃音の伝達をさせないため、ゴムパッキンを挟みます。
雨音に対しても同じ事といえます。雨に当たる屋根材(通常:亜鉛鉄板やガルバリウム鋼板など)は硬い材質ですので、柔らかい材質にすると、音の吸音効果はもちろん増すのですが、経済的ではありません。
2階天井のふところがあるのが原則で、それによる断熱材等による遮音・吸音対策が必要と考えます。
現在、多様の遮音材や吸音材がありますので、床や天井に使用することで完全な遮音は不可能ですが、音を和らぐことは可能と考えます。
実際、自宅を拝見しなければ、適切なことはいえませんが、音の質や建物の構造体により、遮音対策の違いもあり費用も変わります。



 74 木造とRC造で悩んでいます
こんにちは、相談ですが三階建て新築購入を考えていますが、木造RC造りと鉄筋構造の2件の物件で迷っていまが、30年後を想定したときの耐久性がどちらの構造が無難かを教えて下さい

工法の耐久性の一つの判断としては、建物の減価償却費があります。
車などは6年で償却が終了いたしますが、同様に住宅の場合、工法別に償却年数の違いがあります。
一般的に、木造:22年、鉄骨造:34年、鉄筋コンクリート造:47年、減価償却による耐用年数です。
耐用年数は税務上に定められたものです(税務上の詳細解説は省きます)
償却年数を考えると、単純に1階基礎+木造より鉄筋コンクリート造のほうが耐久性が高いと判断できます。
建物構造(躯体)の構造強度を考えると、鉄筋コンクリート造の方がありますが、剛と柔で木造における柔による耐久性は剛のRC造を上回る場合もあります。(建物が軽量・木材の許容度等)
総体的に、基礎(RC造)+木造も耐久性は十分あり、どちらの構造が無難であるかの判断は、構造上、一長一短あり一概には言えませんが、購入するにあたりどの構造体でも年数が経てば、リフォームもメンテナンスも必要になります。今後のライフスタイルを考え(後に増築する等)、建て主にあう構造体を選択するのが一番良いのではないかと考えます。




 75 オーバーハングの建物は問題がないのでしょうか?
現在、家を建てるべく、プランを作成しております。ご相談は木造3階建てのオーバーハングの建物が問題ないかどうかということです.。建物の概要は次の通りです。
敷地:97㎡建物:木造、木軸工法の3階建て延べ床:1階50㎡、2階58㎡、3階50㎡寸法:1階横9100×縦5460、2階横9100×6370、3階横9100×5460、2階が縦(南側)に910オーバーハングしています。(910×9100のオーバーハングです。飛び出し部分の3階はベランダです。)構造検討をした結果、オーバーハングした部分の下に縦910の壁を3カ所つけて構造補強するとのことです。
業者さんは、これで構造計算上は問題ないと言ってられます。工夫として、2階に縦方向に大きな梁を入れるとか、前記のように、オーバーハング部分の下には壁3枚を付けます。(3枚の壁は玄関の左右に2箇所と外壁延長で1カ所。天空率計算上の制約で外壁延長は左側だけで右側はつけられないとのことです。道路斜線制限を逃げるために天空率を使っているとうことです。)これで本当に大丈夫でしょうか。大きな地震が来たときに心配ないのでしょうか?悩んでます。(メール内容簡略)



オーバーハングという語源ができたのは、2x4工法からです。2x4工法の施工基準書にオーバーハングの解説が詳細に書かれています。在来工法のオーバーハングの施工基準は特になく、梁(胴差)を突き出し受ける梁の丈を高くする、下壁設置が一般的と考えます。
建築計画に関しては、用途と敷地がわからず正確なことを述べることはできませんが、天空率の緩和を用いらなければならないのは、少々複雑なのが理解できます。道路斜線を逃げるための天空率を用いるので、右側の1階の壁とはあまり関係がないような気がするのですが・・(詳細がわからないためコメントは避けます)
構造では、建物の地震力・風圧力は水平力として耐力壁が負担します。地震や風には壁面のバランスのよい耐力壁が必要です。オーバーハングしている面に開口部が多く1階部にも大きな窓があり、耐力壁が少ない場合は全体的な補強も必要と考えます。

施工上、オーバーハングは、幅9100x900と幅が大きく、2x4工法でもあまりみうけられません。オーバーハング下部の壁を用いることで、上部荷重を分散できるのは良い考えと思います。この屋根荷重が3階(バルコニー上部)もあれば、単純に1階に伝わる荷重が高く、さらに1階部分に補強(柱状筋交など)をしなければなりませんが、(計画上の支障がある場合はできません)。3階部分がバルコニーだけですので、積載荷重は少なくて済みます。(詳細的な構造計算は省きます)
施工的には、右側端部に壁を設けることができなければ、端部に金物等で補強か鉄骨添え梁にする事により強度を補えます。 2x4工法でもオーバーハング端部の金物の重要性が明記されています。
メールの内容の判断からは、問題はないようにも思えますが、木造3階構造など設計図等を拝見しなければ明確な判断はできかねますのでご了承下さい



 76 鋼管杭の打ち込み間隔が2mを越えている
ある工務店に建て売りの工事を依頼しています。
既にあがってきている地盤調査報告書では、ある地点にて深さ1.00メートルから2.75メートルまでの1.75メートル分、加重0.5kN以下であることが報告として上がってきています。この辺りの深さのところは「半回転数=0.0」となっており、いわゆる「自沈層」と言われるものではないかと思います。この場合、杭(鋼管を使っています)で地盤改良をする場合、2メートル以下の間隔にしなければいけないと聞いていますが、実際にはその近辺での杭間隔が2メートル~3メートルぐらいの間となっております
この土地は、造成地で、二方向が擁壁に囲まれており、盛り土でつくられたそうです。建物はベタ基礎で、2階建てになる予定ですが、上記の通りの杭間隔で大丈夫なものか、懸念を持っています。この点、工務店のほうに問い合わせても、「これまでの(実績から)大丈夫です」という回答しか頂けておりません。
本当に大丈夫ならば心配ないのですが、どうしたらいいのでしょうか。(メール内容簡略


地盤改良の小口径鋼管杭工法による杭打ち工事として解説いたします。一般的な木造2階建ての杭工事における鋼管杭の間隔は2m以内が望ましい。支持層までの距離や杭径にもよりますが、杭が地耐力がある支持層まで届いている場合の鋼管杭の間隔は、基礎工事(ベタ基礎)の強度(許容応力度)に関係いたします。

構造上は、基礎の鉄筋量や基礎幅、基礎梁のスパン(ベタ基礎の立ち上がりの部分)等の検討により2mより構造上は広げても良い場合もあります。建物自重から、ベタ基礎の許容応力度と杭の応力度の関係になるのですが、ベタ基礎の内容と鋼管径と鋼管の長さがわかれば、ある程度の判断はできます。また、構造上では、建物の柱が杭と一致しているかによって、基礎と杭に伝わる荷重計算もかわります。詳細には建物の形状から考えることにもなります。2mという判断は、望ましいとの判断で、2m以上に必ず問題が出るとは限りません。

2mから3mの範囲ですので、おそらく許容応力度はあるのではと推測はできます。正確な判断ではありませんが(メール上ですので)。。。施工上を考えると、杭打ち工事の場合、杭鋼管の間隔も、もちろん重要ですが、地盤の適正な判断が一番必要です。地質や水密など地域の事例を踏まえて、地盤調査専門業者の指示を仰ぎ工事するのがよいと考えます。



 77 建てた家の窓がペアガラスでない
はじめまして。わたしは2年ほど前に新築の一戸建てを購入したのですが、居間や和室がペアガラスになっていないことに、昨冬気がつきました。
モデルハウスの居間のガラスはペアガラスになっており、仕様書には鋼製建具のガラスという欄に「複層ガラス 透明t=3㎜ 型板t=4㎜ ガラスの配置、振分は当社指定のこととします。」とかかれています。居室がペアガラスの仕様になっているものと思っていた私は、建築業者に連絡をとって、その件を話したのですが、居間と和室はその業者ではペアガラスの仕様にしないことになっているとのこと。近隣の同じ業者で建てた家のペアガラスは、別途料金をもらった上で施工したので、私のところだけを無料でペアガラスにするわけにはいかないということでした。その業者の基準(ペアガラスの)というのが、明確になっていないことが最大の原因かと思うのですが、うまく言い逃れされているようで納得がいきません。また、こういった基準というのは建築業者の間では一般的なことなのでしょうか。どうすればいいのか、行き詰まっているので、どうか教えてください。よろしくお願いします



ペアガラスが全国区になったのは、平成になってからです。北海道などの寒冷地住宅は、ペアガラスが昭和の後半から一般的に、使用されています。居間や和室にも二重のサッシ(内窓:単板ガラス)を使用せずペアガラスのみによる活用もあります。公庫の基準などは、地域によりことなり単板ガラス+単板ガラスのみで(複層ガラスを使用しない二重サッシ)、公庫の基準に適合する地域もあります。

設計図書にペアガラスと明記しているかの判断ですが、仕様書に全室複層ガラスと記載ているのであれば業者に問題はありえます。仕様書があいまいであれば、協議による解決しかありません。納得がいかないのであれば、第三者をに協議することが良いと考えます。

私的な意見としては、業者があまりにも悪質と判断するのであれば、第三者を立てて協議すべきと考えますが、善的な業者と判断するのであれば、今後のことも考え長い目で業者と付き合うほうが施主にも利点があると考えます。業者に落ち度はないとは思えませんが、私が思うには、上記に述べたように、複層ガラスが当たり前であるという考えが地域によって違いがあるため業者サイドの間違いと思われます。メール相談では、業者のクレーム等は基本的には解説していませんのでご了承下さい



 78 建物内部の基礎が一部分破壊されている
先日中古物件を購入しました。主人と床下を見てみると水がかなり溜まっていて、排水用のポンプが付いているのを発見したので、それが作動するように新しいものをつけてもらいました。業者側はポンプの存在に気が付かず、砂利を敷き詰めて床の水を隠そうとしていました。砂利も砂の多い砂利だったので、ポンプが目詰まりを起こす可能性もあるので砂利も撤去してもらいました。
そこまではどうにかなったのですが、今度は水が引いた後に、床下の鉄筋コンクリートの梁が一部分壊されているのを発見しました。50cm幅ぐらいの破壊した跡があります鉄筋も切られており、コンクリートも大きく切断されてました。お風呂場と脱衣場の敷居のところです。たぶん業者がお風呂場をユニットバスに新しく交換する際に作業しやすいように壊したものと思われます。あれだけ大きく基礎の部分を壊してしまって家の倒壊を招かないか心配です倒壊はしなくとも、耐震性、耐久性などの面でもどのような支障があるか心配です


中古住宅購入時における、不動産の中古住宅重要事項説明書とは切り離して、住宅の耐震性等について説明します。

ポンプが必要な敷地ということは、湧水のある少し弱い地盤と考えられます。地盤の強度を確認することが先決です。地盤に絶えられる基礎強度・建物重量ならば総体的なことは問題ないと考えます。問題は、購入の際、床下コンクリートの梁が一部破損していることです。お風呂場と脱衣室の敷居の部分、ユニットバスが、1坪と考えると1820mmの幅の布基礎の立ち上がり部分と推測いたします。(ユニットバスのドア下の布基礎と思います)
建物外部の布基礎がこのような状態でしたら、建物に影響は出ます。内部の布基礎において、その切断された部分上部に柱があり、上部2階の荷重を受ける構造でしたら、問題はあります。おそらく、荷重を受ける構造ではないと考えます。(あくまで推測です。)
基礎梁(布基礎)部分が、壊されることは良いことではありません。処置が悪ければ問題も大きくなる場合もありえます。詳細的なことは、ご自宅を拝見しなければ明確な判断ができませんが、上記に述べたように内部の基礎が2階上部の荷重を受けない構造で、ユニットバスだけの荷重を受ける布基礎構造であれば、問題はありません。(一般的には、ユニットバスを受ける布基礎構造になっているはずです。)建物内部布基礎には、上部荷重が受けない部分で床下換気口や基礎点検口として開口部があるのが一般的です。
中古住宅を購入時に対しては、施工業者・不動産業者に再度確認して解決するのがよいと考えます



 79 中古住宅の診断について
はじめまして。
物件の購入を検討しています。昨日家を見に行ってきたのですが、窓の大きさが小さいためか家の中が位感じがしました。
窓は内側が木製で、結露のため窓の木製部分にカビが生えています。住宅を所有しているのですが、そちらも退職後住むとなるとリフォームが必要なるとは思うのですが、上記の物件の程度がよければこちらを購入してリフォームして住もうかも考えており、まだ8年は転勤して歩かなければならないので、その間は別荘として使用したいと思います。そこで、実際来ていただいて物件の診断をしていただくことは可能ですか?
可能であれば、いかほどのの費用で診断していただけますでしょうか?
では、ご連絡をお待ちしております。突然のメールにて失礼を致しました。


ホームページでの物件内容を拝見させていただきました。敷地がとても広く、建物の外観・建物内部内装写真・物件概要・間取り図からは、特に問題と思われるところがなく、退職後の生活拠点には、とてもよい環境に感じ取れました。ご丁寧なメールをいただきましたが、弊社はリフォームについてのご相談については行っていますが、中古住宅の診断に対する業務は現在は行っておりません。
誠に申し訳ないのですが、専門的に中古住宅を診断している業者に依頼する方が、詳細で的確なアドバイスを頂けると考えます。



 80 隣家の振動で、住宅は大丈夫ですか?
木造2階建てにすんでいます。隣りは、とたんばりのガレージで、私の家との間隔は10センチほどです。そのガレージで時々荷積みか荷卸しかわかりませんが、ドンドンとかなりの音です。どんな重たいものを・・・とおもっています。その時家がびしっびしっといい、茶だんすのガラスなどが、ぱちんといいます。 もし荷物を床におとしているとしたら、地盤の振動がつたわっているのでしょうか。 こんな状態で家は大丈夫でしょうか。建物のしくみがわからないものにとっては心配です。よろしくお願いします。


隣家の騒音は、多い相談の一つです。メール内容から、隣家と自宅の離れが10cmとは、住宅密集地域と思われます。離れが10cmしかないことについては、ご相談の主旨から外れるため触れません。ご自宅地域の地質・地盤がどのような状況か把握はしていませんが、地盤の振動によるものか、単に隣家との離れが少ないだけなのかは、メールの内容だけでは的確な判断はしかねます。

隣家の荷積みか荷卸の時の重さの振動によって、住宅が壊れる状態もしくは、住宅が傾くことがあるのか?ということですが、荷積み重量ぐらいでは、住宅が崩壊・家が傾くとは、一般的にはあまりない話です。あまりにも振動が大きいのであれば、隣家との離れがないことにより基礎部分(ベース基礎)が、隣家の基礎と、つながっているような状況であれば、振動は大きく伝わると考えます。ベース基礎は目に見えない地中の基礎で、外部布基礎より、外側に数十cm横幅が大きくなります。

隣家との離れがないのであれば、ベース基礎部分が、密接していると考えます。メール内容から、振動が伝わりやすい環境であることは確かです。

詳細な判断は基礎・地盤・地質・隣家の建物等を見なければわかりませんが、住居に問題があるから振動があるとは思えません。隣家が密接している住宅は、地中部分の把握は重要なことと考えます。基礎と地中部分がどのような状態なのか、再度、専門機関に尋ねてみるのが、早期解決になります。実際自宅を拝見することができず、建築一般的な解説にて失礼いたします。




 81 結露で黒カビが多く困っています。どうしたらよいのでしょうか
こんにちわ、木造住宅に2年前に購入しました。2階の押入れの結露がひどく黒いカビがはえだし、拭いても拭いても何日かたつと、また湿っぽくなります。
除湿剤を使用してもむだです。布団は、押し入れには入れてません。
どうして、こんなに結露がひどいのでしょうか?暖房は、部屋の窓下にパネルのセントラル暖房ですが、暖房はそれほど多く使っていないと思うのですが、結露をなくすのにいい方法はないのでしょうか。業者さんに直してもらったのですが、あまり変わりません。是非、直る方法を教えてください。よろしくお願いいたします。
(メール内容簡略)


結露は、日本の建築物には切り離せない問題です。他国の先進国で、高温多湿である国もある。他国の住宅が結露が多いという事例はあまり聞きません。施主様の問題点として、結露には、建物の内部(グラスウ-ル等が湿る)結露と窓の表面水滴などの表面的な結露がありますが、ここでは、押入れの内部結露と判断いたします。結露の原因はさまざまですが、一般的には、各居室の

外気温と室内気温・湿度差によると考えられ、北側押入れはもっとも結露が発生しやすい場所です。
業者の手直しをしているので、断熱材を入れ直していると考えます。(2階の押入れ:下部1階玄関などは、断熱不足の場合結露は起こりやすい。)

手直しの方法も誤れば、結露はすぐに起こリます。(断熱不足や構造体:壁内部の構造による結露)ご自宅を拝見しなければ、的確なことはいえないのですが。カビなどの対策では表面的に、防カビ材などを散布することを忘れてはいけません。一度、各居室の温度計・湿度計を配置し換気等の配慮も検討してみるとよいかもしれません。24時間換気システム・全室暖房を併用する方法が、高断熱住宅に結露を防ぐ良い方法と考えられています。(換気量など個別の部屋単位で測定できれば解決は早い)

築2年ですので、まだ業者の瑕疵にあたると考えられ、直らないのであれば何度も業者に修繕をしてもらうべきです。
一般的な解説になりましたが、ご自宅を拝見させて頂く機会がありましたら、ご連絡をお待ちしております。



 82 釘が柱から外れてます?問題ないのでしょうか?
些末なことなんですが、ひとつ、質問にお答え下さい。構造合板を柱に釘打ちし終わったのですが、これが、いくつも、釘が柱からずれて飛び出しているんです。
何本と言われるとハッキリ数字は分からないですが、1本の柱に1~3本位は外れているでしょうか。
施工会社(不動産会社が請負になってます。)の営業マンに大工が下手なのではないかと聞きましたら、「上手い下手は別にして、エア式の釘打機でダダダダと打つので、一筋はずれると連続して外れてしまう。構造計算書の指定@150より多く釘打ちしているので、いくらは外れていても、構造の問題はない。
大工には注意しておきます。」といった返事でした。私は施工のことが分からないのですが、打ち損じで、ある程度はずしているのは、普通なんでしょうか。それとも、そんなことは、本来あってはいけないことなんでしょうか。大工が下手もしくは雑な仕事ぶりのではないかと、気になっています。(大工を代えてもらった方が良いような話なんでしょうか。)ご意見をお聞かせ下さい。


釘が柱から外れることは良いことではありません。あまりにも釘が外れるのが多いと業者の瑕疵あたることもありえます。構造計算書@150より多く打っているから、いくらはずしても問題はないとは言えません。程度によるもので、まったく釘を柱からはずさず打つのは、腕の良い大工でも不可能です。(住宅1棟に対して、構造用合板は約100枚以上必要になり、特に間柱36mmのN50釘は、はずしやすい)

外れた釘の数が多くて、それを放置するようなことがあるのであれば、写真等を撮り、後に釘による建物の影響が出た場合は、証明になるようにするのが良いのではないかと考えます。構造用合板の釘打ちで、建物の影響が出るのは、よほどの本数を減らさない限りありえません。




 83 捨てコンと布基礎について
今、建築中の木造建築なのですが基礎は、地盤改良の柱状改良を施し そのあと捨てコンを200Hぐらい打ったあと(布基礎の施工部分のみ) その捨てコンの上に配筋をして
布基礎を、作ろうとしています。
捨てコンと布基礎は、全く鉄筋などで、つながっていない状態です。建物と布基礎は、一体化しますが布基礎と地盤とは、全くつながりのない状態です。添付ファイルに 施工図を添付しています。ご参照下さい。
私は、今までRC構造の建物を、見てきているので地中からの基礎と建物がつながっていない建築方法に違和感を持ってしまいますが、本当にこの状態でいいのでしょうか。
よろしければ 教えていただけないでしょうか?
よろしくお願い致します。



捨コンが200mmとは、あまり見たことがない工法ですね。

捨てコン自体は通常、住宅基礎の場合、定圧砕石200mmの上に水平と墨付けをするため50mmが普通と考えるのですが、地盤改良のための200mmのコンクリートなのか判別はできません。図面上は、捨てコンは50mmになっているのですが。上記どうり、住宅基礎の場合、砕石上の捨てコンは砕石と一体化として考えるため、捨てコン=砕石となります。または、砕石=地盤として捨てコンまでは地盤となります。

4層までの建物では、固い地盤の場合ラップルコンクリートとして無鉄筋のコンクリートを支持地盤に、打つことがありますが、この場合もラップルコンク-トと、基礎部分(鉄筋部)は、一体化はしません。地盤改良です。(ラップル=砕石・くい打ち等は一体化)ラップル=地盤という考えになります。

施工者側の考えでは、砕石とベース基礎の間(または砕石下)に水脈などによる隙間ができるなど詳細的な問題は色々とありますが、現住宅で、地質調査が問題なければ、住宅規模の自重では砕石による工法で十分と考えられています。(実際:問題があった住宅は、突然の自然災害以外、私の知っている範囲ではありません)
地盤と建物の自重のバランスで考えるため住宅建築では、合理性や構造性を考えると、基礎部分は砕石+捨てコンの工法になります。



 84 家を持ちたいと思っています。相談の費用等は?
はじめまして。46歳、自営業の者です。計画は流動的なところもありますが、来年に50-60坪のSOHO的な家を持ちたいと思っています。初期の考えや業者選びの考え方など含め相談希望しています。
最初から1時間強、おねがいしたいのですが費用など教えて下さい


ご相談のメールを頂きありがとうございます。
初回、相談は無料にて行っています。
日時を決めていただければ、こちらから伺います。
ご連絡お待ちしております。




 85 基礎工事の見積もりについて?
初めてメール致します。この度、知人が木造2階建てのセカンドハウスを建てる事になり、今、建設会社を検討中ですが、1社から見積りをもらっています。
そうしたところ、基礎工事が約670万かかることが分かりました。こんなにかかるものなのか、判断がつかないということで私に相談があったのですが、私も分からず、たまたま御社のHPを拝見したものですから、何か教えていただければと思い、メールを送った次第です。
図面、見積り、基礎伏図、地盤調査の結果をPDFにて添付しております。知人の話では、「山の斜面に建築する・周りにも同じように家が建っている・地盤調査の結果、支持層まで深いところで約7メートルある」とのことです。
知人の知りたい事は、「間取りや構造、土地の状況からすると建築する場合、基礎工事費用は見積書の金額ぐらいはすると考えていた方が良いのか」ということです。お忙しいとは思うのですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。



ご丁寧なメールを頂きましたが、メールアドレスがメーカーさんでしたので、申し訳ないのですが、詳細な解説は辞退させていただきます。図面・見積もり等を拝見させていただきました。見積もりの適正については、各工務店の経営内容や仕入れ等で見積もり内容が変わります。また、地域により単価の金額差異があるため一概に図面等での適正であるかの判断はしかねます何社か相見積もりをして比較検討するほうが、適切な判断ができるのではないかと考えます。



 86 自分で家を建てたい?
ホームページを拝見いたしました。
住宅や不動産に興味があり、本や自分で研究というのはおこがましいのですが、住宅の建築をする場合、ハウスメーカーや工務店に頼まず、自分で建てる事は可能でしょうか
できれば、設計士に頼まないで独自で設計をして、独自で施工するようなことは可能でしょうか?
(メール内容中略)
私は、以前、大工見習も経験があり、資材関係の知り合いもいます。
コストを少なくする考えもありますが、自分の家を自分で建てる夢を持ちつづけてています。現在の家は、古く築30年経って2世帯同居です。
まだ、 プラン的なことを自分なりに書いている段階なのですが、この先、法的なことや施工の問題点など山積みのわからないことが多くあります。
独自で住宅を建てる場合の注意点など教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
(メール内容簡略)


これからの住宅建築は、近い将来個人で建てることのできるシステムができるかもしれませんね。個人(施主)さまが設計・施工することは可能です。法的なことでは、延べ100㎡を超える建物を新築する場合、1級・2級・木造建築士の資格がなければ、設計・監理をしてはなりません。

また、確認申請(行政・民間提出 法規20)では、個人でも100㎡まで2階建以下は提出可能です。以上のことから、100㎡2階建てまで、個人で設計・監理(施工)することは可能です。請負をするのであれば、1500万までは建築業の許可が必要なく個人で建築することは可能です。自宅ですので、何も問題はありません。

2世帯住宅ですので、100㎡を超えるのであれば、個人で家を建てる場合、個人で書いたプランを建築士に依頼することになります。施主と建築士の話し合いにより確認申請だけをお願いすることは可能と考えます。ただ、個人で設計するにも、建築基準法や関連法規を守って建築しなければなりませんので、施主が法的な規制を的確に把握しなければなりません。コストを減らすためには、施主が施工をすることは可能(たしかに問題点は山積みとも思います)ですが、最小限度を考えると、建築士に設計を頼んだ方が良いと考えます





2021年特集17 -1,2 新特集、温暖化・脱炭素について考察しています

17-1
 温暖化経緯/相関関係/放射強制力/電力/世界削減比較等
温暖化・脱炭素社会について(1)Click

17-2
 グリーン成長戦略/ゼロカーボン経済・金融/カーボンプライシング/温暖化原因等
温暖化・脱炭素社会について(2)Click








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